寝ては夢 起きては寝言
昨日のつづき
さて、このように恥をかくところから最初の稽古は始まったわけだが、
ここからが本題の初稽古の様子。
用語がまだよくわかっていないので間違えてるかも。
そうそう、わかりやすいように師匠のお言葉は『』
おいらの戯言は「」でわけてみた。
で、
まずは調弦から始めるわけだが、
師匠が大体合わせておいて下さったものを、微妙に調節する程度。
調弦三年といわれる調弦がこんなんでいいんですか?
もっと、「あともう一ミリずれてますよ!」 「は、はい!」
とか言われながらやるものかと思っていた。
でも、本当に音を合わせていたら、それだけで何分もかかっちゃうか。
とかおもうまもなく、早速開放弦の練習に入る。
べ~ん べ~ん べんべんべんイヤ べんべんべんべん べ~ん
(イヤというのは師匠の掛け声)
『あら凄いわ、お上手、もう一回やってみましょう。』
一の糸は一番上というか、手前なのでなんとかなる。
次は二の糸を同じリズム(?)でべんべんとやるんだが、
これがとっても大変だ。
初めてだから当たり前と言われるだろうが、
二の糸は真ん中にあるもんだから、うっかりすると
上の糸や下の糸にバチが当たり放題になってしまう。
しかし、一の糸で褒められてしまうと
いちいち真に受けて、これは二の糸も外すわけにはいかないぞ
とか思ってしまうのがおいらの性分だ。
もう必死、この歳になってこんなに集中したことないだろう、
ってくらい、真剣に撥を、撥を…なんて言うんだ?
とにかく撥で二の糸を鳴らす。
べ~ん べ~ん べんべんべん……
そうやって、三の糸まで鳴らし、
今度は一、二、三、の開放弦を楽譜どおりに色々鳴らす。
全部をたぶん、三回ずつくらいやった。
ここまでを集中してやっただけでけっこう疲れる。
なのに、師匠は
『いいわねぇ、ノミムシさんお出来になるから次へ行きましょう』
とおっしゃる。
えぇっ!
呼吸が止まるほどそれだけに集中して、やっとべんべんとやるのは
”出来る”というのとは違うんじゃないですか、
と言いたいところだが、師匠にそんなこと言えるはずがない。
「えっ、あの…」
次は一の糸の勘所を0,1,3,1と押さえて鳴らす。
一つずつ、ゆっくりと…
だが、これが思った以上に難しかった。
ギターみたいにメモリがないのにどうやって?と思ったが、
一応、竿の脇に番号のシールが貼ってある。
しかし、予想外に失敗するのは数字の位置、
いわゆる勘所を間違えるのではなく、
押さえる糸を間違えてしまうのだ。
これには自分もびっくり。
一の糸を引くのに二の糸を押さえてべ~んとやるもんだから、
どう左手を動かしても同じ音しか出ないのだ。
そして今度は左手を見ながら正しい糸を押さえ べ~ん
あれ?
今度は一の糸を押さえてるのに、二の糸を鳴らしてしまった。
こんなことを繰り返しながら、
なんとか、ゆーっくり、楽譜(?)どおり鳴らすことができた。
『ノミムシさん、どんどんいきましょう、次のページ、大丈夫よ。』
「え、あ、は、はい。」
えー、三味線てもっと厳しいもんだと思ってたんだがなぁ。
ちがう!そうじゃありません、とか師匠に厳しく注意されながら、
ウンザリするほど、基本を散々やらないと曲なんて弾かせてもらえない、
そんなことを想像してたんですが、これでいいんですか?
で、初日というのに予想外に先へと進み、
凧凧あがれ、うさぎうさぎ、さくらさくらまで進んだ。
稽古は30分と聞いていたが、45分か50分くらいやってくださった。
そして、今日やった分のビデオを貸して下さって、
『家でよーく見て何度も練習してきてくださいね』
といわれた。
なるほどそうか、ピアノだってそうだよね、
先生のところへ行って、2、3回弾いてみて
弾き方とか注意してもらって毎日家で自分で練習するよね。
三味線もそうなんだ?
日本のお稽古事だから色々と厳しそうだ、
とか思っていたイメージとはちょっと違ったが、
曲になっているものをやってもよいというのは、
練習するのに張り合いがあって楽しいものだ。
そうか、開放弦と勘所ばかり厳しくやって、
飽きてイヤになってしまわないようにということなのかな。
まぁ、まだまだ曲とは言えんありさまなんだがな。
さて、このように恥をかくところから最初の稽古は始まったわけだが、
ここからが本題の初稽古の様子。
用語がまだよくわかっていないので間違えてるかも。
そうそう、わかりやすいように師匠のお言葉は『』
おいらの戯言は「」でわけてみた。
で、
まずは調弦から始めるわけだが、
師匠が大体合わせておいて下さったものを、微妙に調節する程度。
調弦三年といわれる調弦がこんなんでいいんですか?
もっと、「あともう一ミリずれてますよ!」 「は、はい!」
とか言われながらやるものかと思っていた。
でも、本当に音を合わせていたら、それだけで何分もかかっちゃうか。
とかおもうまもなく、早速開放弦の練習に入る。
べ~ん べ~ん べんべんべんイヤ べんべんべんべん べ~ん
(イヤというのは師匠の掛け声)
『あら凄いわ、お上手、もう一回やってみましょう。』
一の糸は一番上というか、手前なのでなんとかなる。
次は二の糸を同じリズム(?)でべんべんとやるんだが、
これがとっても大変だ。
初めてだから当たり前と言われるだろうが、
二の糸は真ん中にあるもんだから、うっかりすると
上の糸や下の糸にバチが当たり放題になってしまう。
しかし、一の糸で褒められてしまうと
いちいち真に受けて、これは二の糸も外すわけにはいかないぞ
とか思ってしまうのがおいらの性分だ。
もう必死、この歳になってこんなに集中したことないだろう、
ってくらい、真剣に撥を、撥を…なんて言うんだ?
とにかく撥で二の糸を鳴らす。
べ~ん べ~ん べんべんべん……
そうやって、三の糸まで鳴らし、
今度は一、二、三、の開放弦を楽譜どおりに色々鳴らす。
全部をたぶん、三回ずつくらいやった。
ここまでを集中してやっただけでけっこう疲れる。
なのに、師匠は
『いいわねぇ、ノミムシさんお出来になるから次へ行きましょう』
とおっしゃる。
えぇっ!
呼吸が止まるほどそれだけに集中して、やっとべんべんとやるのは
”出来る”というのとは違うんじゃないですか、
と言いたいところだが、師匠にそんなこと言えるはずがない。
「えっ、あの…」
次は一の糸の勘所を0,1,3,1と押さえて鳴らす。
一つずつ、ゆっくりと…
だが、これが思った以上に難しかった。
ギターみたいにメモリがないのにどうやって?と思ったが、
一応、竿の脇に番号のシールが貼ってある。
しかし、予想外に失敗するのは数字の位置、
いわゆる勘所を間違えるのではなく、
押さえる糸を間違えてしまうのだ。
これには自分もびっくり。
一の糸を引くのに二の糸を押さえてべ~んとやるもんだから、
どう左手を動かしても同じ音しか出ないのだ。
そして今度は左手を見ながら正しい糸を押さえ べ~ん
あれ?
今度は一の糸を押さえてるのに、二の糸を鳴らしてしまった。
こんなことを繰り返しながら、
なんとか、ゆーっくり、楽譜(?)どおり鳴らすことができた。
『ノミムシさん、どんどんいきましょう、次のページ、大丈夫よ。』
「え、あ、は、はい。」
えー、三味線てもっと厳しいもんだと思ってたんだがなぁ。
ちがう!そうじゃありません、とか師匠に厳しく注意されながら、
ウンザリするほど、基本を散々やらないと曲なんて弾かせてもらえない、
そんなことを想像してたんですが、これでいいんですか?
で、初日というのに予想外に先へと進み、
凧凧あがれ、うさぎうさぎ、さくらさくらまで進んだ。
稽古は30分と聞いていたが、45分か50分くらいやってくださった。
そして、今日やった分のビデオを貸して下さって、
『家でよーく見て何度も練習してきてくださいね』
といわれた。
なるほどそうか、ピアノだってそうだよね、
先生のところへ行って、2、3回弾いてみて
弾き方とか注意してもらって毎日家で自分で練習するよね。
三味線もそうなんだ?
日本のお稽古事だから色々と厳しそうだ、
とか思っていたイメージとはちょっと違ったが、
曲になっているものをやってもよいというのは、
練習するのに張り合いがあって楽しいものだ。
そうか、開放弦と勘所ばかり厳しくやって、
飽きてイヤになってしまわないようにということなのかな。
まぁ、まだまだ曲とは言えんありさまなんだがな。
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暴飲暴食
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