東八拳は、英語のようだ。
よく、アメリカ(など外国)から帰ってくると
「この次にはぜったい、もっと英語を勉強して
もっと話ができるようになって、またアメリカに行きたい!」
と、おいらもその代表的な一人だが、
成田に帰って来た日本人の多くが思うという。
東八拳も、稽古に行って帰ってくると
「あぁ、次までにもっともっと練習して、
今度こそ同じパターンでは負けないぞ!」
と、思う。
が、次回、やはりダメだ。
負けないぞ!どころか、
狐でも、庄屋でも、鉄砲でもなんでもない、
ダチョウ倶楽部だか、招き猫だか
何だかさっぱりわけのわからん、怪しいポーズを
兄さんに、姉さんに、師匠に向けて
バーンとぶちかましてしまうのだ。
アメリカのファストフードの店でドリンクのサイズを聞かれて
「ミドル」
と、
答えてしまうような恥ずかしさ、
と言えばわかるだろうか。
いやいや、違うよ、オイラじゃないぜ、
そういう人を見たことがあったのさ、
むかーし、むかし、とある観光地でなぁ…
店員 「コーラのサイズは?」
客 「?」
店員 「どのサイズにするんだい?」
客 「?」
店員 「コーラ、どれにする?」(コップを指差して)
客 「あー、ミ、ミドル」
店員 「?」
客 「ミドルゥ、ミドール」
店員 「???」
おいらぁせっかちなもんで、じれったくなっちまってつい、
「彼女は ”ミディアム” って言いたいんだろう」って、
後ろから、店のマッチョな兄さんに言ってしまった。
そしたらナイスなミドルの姉ちゃんが振り向いて、
「さんきゅ―、さんきゅー」って言って、ペコペコお辞儀した。
その人はずっと、Mサイズのことをミディアムではなく、
ミドルだと思っていたのかな。
めでたさも中くらいなりおらが旅ってか。
まぁ、そんな話はどうでもいいんだけんど。
東八拳の稽古に行くと、皆さんが
まるで、英語をペラペラしゃべる人たちのように
スラスラと素早く東八拳の拳を繰り出すわけなんですよ。
するってぇと、
「え、あ、あの?今のは、なにとか?考えてる間もなく
なんだ、ちょっと、あれ?また?なんでだ~!」
と、負け。
なぜかを考える間もなく、
次も負け。
うーむぅ、何かを覚えるというのは一朝一夕にはいかんものだ。
どこかに東八拳スクールはないかな。
(いえ、もちろん冗談です。)
何とかしたいんですが、
HTML を書き直すのが
面倒だし目が疲れるし…
いつになることやら。
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